REエンジンとは、カプコンさんが開発されたゲームエンジンになります。
バイオハザード7から採用され話題となったゲームエンジンですが、モンハンRISEでも採用され、2021年1月8日(金)に配信された「モンハンRISE DEMO版」のゲームタイトル画面でも大きくロゴが表示されているので、名前を目にされた方も多いかと思います。
今回は「REエンジン」が採用されたゲームタイトルや、モンハンワールドの続編に「REエンジン」は使われるかについて、wikiサイトさんなどを引用しつつ紹介したいと思います(ू•ᴗ•ू❁)
「REエンジン」について
「REエンジン」について概要
元は『バイオハザード7 レジデント イービル』のために開発された次世代型ゲームエンジンである。
カプコンが開発に目指したのは、「フォトリアルなグラフィックエンジン」と「説得力の高い世界観をイメージさせること」の完成であった。『7』の後も、2019年発売の『バイオハザード RE:2』や『デビルメイクライ5』で使用されている
情報引用元: wikiサイト
2017年に発売された「バイオハザード7 レジデント イービル」用に改良重ねて作られたゲームエンジンになります。
写真撮影(人物含)すると自動的にCGで取り込め3日で手書き以上のクオリティが完成するなどの利点もあり、バイオ7リリースの時も実制作期間「1年10ヶ月」という短期開発で話題となりました。
ゲームのジャンルが異なるので比較対象にできないですが、昨年発売された「FF7リメイク(3~5部作と噂されている内の1作目)」が制作発表から5年近くかかったみたいですので、それを考えるとすごい早いですね。2作目はPS5でリリース予定ですが、1作目で土台ができたので次作リリースは早いかもしれません。
「REエンジン」についてREの意味
GDC 2017にて開催されたセッション「Reliving the Horror:Talking “Resident Evil” forward by Looking Back」で明かされたところによれば、「RE」は「バイオハザードシリーズ」の海外名称に含まれる「Resident Evil」と一致するが、公式には偶然の一致と否定された。
REには複数の意味が込められており、「Revolution」(革命・大変革)もその1つである。また、カプコン社内で最も認知されているものが、月に手をかざしているロゴマークが象徴している「Reach for the moon」(不可能に挑戦する)である。他にも多くの意味が、”RE”には込められているという。
情報引用元: wikiサイト
REエンジンの名前の由来ですが、わたしもはじめ『バイオハザードREの部分も掛けてるのかな~』と思ったんですが、月に手をかざすロゴにあるよう「Reach for the moon」(不可能に挑戦する)という意味が込められているようです。
この由来で言うと、先日こちらの記事でも紹介したように、アイスボーンのシナリオの中でもREエンジンを示唆するような描写がありましたね(⑅•ᴗ•⑅)♪
zozoタウンの前社長さんみたいに将来的に宇宙旅行するとかの構想があるのでしょうか。
「REエンジン」について開発経緯
カプコンでは、タイトルごとに共通ライブラリをカスタムしながらゲーム開発を行なっていたが、2005年頃に社内において「エンジンの共通化」を求める声が高まったことから、「MT Framework」の開発がスタートした。以後、このゲームエンジンを使用して『バイオハザード6』(2012年)や『ロックマン11 運命の歯車!!』(2018年)などのゲームが制作された。
MT FRAMEWORK の問題点
15年という長期にわたって使用された「MT Framework」であったが、運用上ではいくつかの問題点が指摘されていた。
大幅な新機能の追加や仕様変更が困難であった。例えば、試作フェーズでは新機能を追加し、試行錯誤しながらの開発が望まれるが、量産フェーズに入ると仕様変更は好まれない。そのため、両フェーズが同時進行していると、バージョンアップは容易ではなかった。
タイトルごとにエンジンコードの書き換えが行われていたため、互換性の喪失へと繋がっていた。REエンジンの設計方針
MT FRAMEWORKにおける反省点を踏まえて、「RE ENGINE」は新たに再設計された。設計に際しては、以下の2つの指針が立てられた。
独自のエンジンコード書き換えを禁止し、1つのエンジンで全てのタイトルを開発できるようにすること。
高速なイテレーション(開発サイクル)を実現し、生産性を向上させること。情報引用元: wikiサイト
開発経緯というところで難しい用語が出てきますが、2017年のバイオ7でREエンジンが採用される前は「ACR → Onl3Engine → MT FRAMEWORK」という順番で進化していたようで、製品タイトルごとに独自の開発仕様に陥り再利用がしにくかったところなど開発手間となる部分が大幅に改善されたようです。
REエンジンになって、どのタイトルでも汎用利用できる共通モジュール化され、結果短期スパンでの開発ができるようになりました。
狭義なところでいうと、例えばwikiサイトさんや速報系まとめサイトさん、Youtuberさんのシリーズもの動画にあるよう、あらかじめ軸となる部分だけテンプレ化しておくことで、扱うテーマが変わっても素早く量産化できるといったニュアンスでしょうか( ⁎˃ᴗ˂⁎ )
「REエンジン」について採用タイトル
2017年 … バイオハザード7 レジデント イービル
2019年 … バイオハザード RE:2
2019年 … デビルメイクライ5
2020年 … バイオハザード RE:3
2021年 … バイオハザード ヴィレッジ
2021年 … モンスターハンターライズ
2022年 … PRAGMATA
2017年に発売された「バイオハザード7 レジデント イービル」以降、「REエンジン」が採用されたタイトル一覧になります。
「バイオハザードRE:2」が発売されてから「RE:3」がリリースされるまで、すごく早かったですよね! 当初はバイオハザードシリーズを中心に採用されていた「REエンジン」も新作の「モンスターハンターライズ」はもちろんPS5対応ソフト「PRAGMATA」でも採用されるようです。
「PRAGMATA」は、宇宙服を来た大人と青いジャケットを着た少女が登場する月面世界を舞台としたSFアクションアドベンチャーゲームで、2022年発売予定のカプコンさんの完全新作タイトルになります♪
ここでも「REエンジン」を想起させる月がテーマになっていますね!
やっぱり、zozoタウンの前社長さんみたいに将来的に…(略
バイオシリーズは怖くてプレイできないですが….こちらは「映画レオン」のようなキャラクターの組み合わせで面白そうなので遊んでみたいです(⑅•ᴗ•⑅)♪
「REエンジン」についてモンハンワールドのエンジン
画像引用元: TECH ACADEMYマガジン 様
「REエンジン」について紹介したところで、本題の「モンハンワールドの続編がREエンジンで出るか」について触れていきたいと思います。
(↑)こちらは、「カプコンオープンカンファレンス RE:2019」で紹介された『カプコンさん社内ゲームエンジンの歴史』になります。PS2のパッケージから紹介されていますが、『モンハンワールド』に関しては「REエンジン」と異なる『WORLD ENGINE』というもので構成されています。
全世界1600万本以上の出荷本数(2020年末時点)誇ったゲームだけあって、ゲームエンジンにそのままタイトルを当てはめるという意気込みを感じとれます!
ですが、WORLDというモンハン以外でも使えそうな汎用的な名前なので今後グローバルシェアを念頭にしたタイトルで使われるかもしれません。
モンハンシリーズに関しては「4」まではナンバリングタイトルでリリースされていましたが、ナンバリングだと新規参入者が躊躇されるということもあり、「WORLD」「RISE」に代表されるようにナンバリング表記がなくなりました。
漫画や小説とかでも巻数が増えすぎると参入しにくいのってありますよね(*˃ᗝ˂*)
「WORLD」では『WORLD ENGINE』という専用エンジンが作られており、アイスボーン迄でこのエンジンを見切るということは考えられなそうなので、WORLDの後続作品もこちらのエンジンでリリースされるかと予想しています。もちろん「RISE」の後続は「REエンジン」採用ですね(*´︶`*)
「REエンジン」について「Unity」ゲームエンジン
スーパーマリオラン
白猫プロジェクト
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
君の目的はボクを殺すこと。
スーパーキューブ 3D.
カチッ! 世界の中心で回る
ポケモンGO.情報引用元: TECH ACADEMYマガジン 様
「REエンジン」については以上となりますが、
さいごに「REエンジン」以外のゲームエンジンとタイトルについて紹介します。
「REエンジン」はカプコンさん独自のゲームエンジンのため、一般ユーザーさんが使用することができないのですが、オープン化されているゲームエンジンのメジャーなところでは「Unity」などがあります。
ゲームのエンドクレジットとかでこの名前を目にされた方も多いのではないでしょうか? わたしも少し触ったことがあります(⑅•ᴗ•⑅)♪
「Unity」で作られているメジャー作品だと上記のものがありますが、こちらはスマホ向けのアプリがメインになります。0ベース(スクラッチ)で開発するのに比べ、工数短縮もできて便利です。
今回は「モンハンRISE」でも採用されている「REエンジン」と、モンハンワールドで採用されているゲームエンジンについて紹介しました。
「REエンジン」についてもう少し掘り下げると、Microsoftで開発された「C#」というJAVAに代表されるようなオブジェクト言語で作られていたり「REVM」という仮想マシン上で動作するとかいろいろあるのですが、このあたりも説明すると長くなりそうなので今回は割愛しました…興味ある方は調べてみてください(ू•ᴗ•ू❁)♪

AAAタイトルと呼ばれる人気作を短期間で何本もリリースできる「REエンジン」は凄いわね*^_^*

カプコンさんの目指す場所は「月」なのかニャッ?♪
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